うちのフレンチブルドッグ「むぎ」は、もともと人懐っこくて甘えんぼ。
そんなむぎが、“お姉ちゃん”になった日のことを、今日は父親の目線から振り返ってみたいと思います。
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妊娠中のむぎは、なんだかそわそわしてた
妻のお腹がだんだん大きくなってくるにつれて、むぎの様子も少しずつ変わっていきました。
いつもより近くに寄り添っていたり、なぜか妻の近くで眠るようになったり。
僕たちは「むぎ、お姉ちゃんになるんだよ〜」なんて冗談ぽく話しかけていましたが、
本人(犬)は「何のことやら?」って顔。
それでも、むぎなりに何かを感じ取っていたんだろうなと思います。

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初対面。むぎの反応に驚いた
退院して赤ちゃんと一緒に帰ってきた日。
玄関を開けたら、むぎはいつも通り大興奮でお出迎えしてくれました。
でも、妻の腕の中にいる小さな赤ちゃんを見た瞬間、ピタッと動きが止まったんです。
「…え? それ誰?」
って顔をして、じーっと赤ちゃんを見つめるむぎ。
吠えたり騒いだりは一切なく、ただそーっと近づいて、クンクン…そしてペロリ。
その優しい一舐めに、僕はなぜか胸が熱くなりました。

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最初はちょっと不安そうだったけど
もちろん最初の数日は、むぎなりに戸惑っていたようでした。
夜泣きでむぎも目を覚ましちゃったり、構ってほしくて足元をチョロチョロしたり。
「むぎ、我慢してるのかな…?」と心配になる瞬間もあったけど、
赤ちゃんに対して怒ったりヤキモチをやいたりは一切なし。
むしろ、いつも一定の距離を保って静かに見守っているように見えました。
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今ではすっかり“頼れるお姉ちゃん”
息子が成長するにつれて、むぎの表情にも少しずつ余裕が出てきました。
息子が泣けば、僕たちより先に様子を見に行くし、
気づけば2人で床にゴロンと並んで昼寝していることも。
そしてなぜか、息子がむぎの顔をグニャッと触っても怒らない(笑)
いつの間にか、むぎはちゃんと“お姉ちゃん”としての役割を受け入れてくれていたんだなと感じます。

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パパとして、むぎにもありがとうを伝えたい
赤ちゃんが生まれてから、僕たち夫婦の生活は大きく変わりました。
でもきっと、むぎにとっても同じくらい、いやそれ以上に大きな変化だったはずです。
そんな中でもむぎは、いつもそばで、静かに、でもちゃんと家族の一員として寄り添ってくれました。
言葉では伝えきれないけれど、パパとしても心から「ありがとう」を伝えたい。
これからもずっと、3人+1匹で、にぎやかで優しい毎日を過ごしていこうね。
